鈴木たつろうのブログ

冴えない人の日記。

新社会人になって一週間が経つ、そして目の前には入学式

新社会人になって、あとちょいで一週間経つ。

 

研修で使っている会議室での飲食が禁止だったため、同期と外で食べることに。といっても、お店に入る余裕はモチロンないので、コンビニで飯を買い公園らしき場所のベンチに腰掛けランチ。

 

近くで大学の入学式があったらしく、辺りが新大学生で溢れかえっていた。私と歳が変わらない若者たちが楽しそうに輪になってはしゃいでいた。

 

私は今年の3月に高校を卒業して働いているので、そんな同級生を見ていると、なんだか不思議な気持ちになった。

 

 

え、嘘やん。歳が一緒なのに顔の表情がまるで違うんですけど。

 

 

大学生たちのマスク越しでも分かるほど口角が上がりまくった笑みで、いかにも「おめでたい!!」というような表情。けれど、スマホ画面に反射する私の顔は、とにかく楽しくなさそうな慣れない環境に嫌気が差しているやる気のない表情。振り返って同期の顔を見てみれば、私と同様に大学生軍団の盛り上がり具合に目を細めていた。

 

別に進学する気もなかったくせに、晴れやかな大学生の姿を見ると羨ましいなぁという気持ちが芽生えた。そして、普通にイラっとした。え、私はとんでもなくつまらない研修をしているのに、そっちはそんなに楽しそうにしているなんて、ひどい。ひどすぎる。現実は残酷だ。そういえば、インスタのストーリーでも進学した人たちは「初めての学食!!」とか「大学の図書室デカすぎ!!」みたいなキラキラした投稿しているのに、私と同じく就職した人たちは、一切音沙汰なし。春休みまでは頻繁にストーリーあげてたのに、就職しちまった途端、静かになっている。

 

まだ4月になって一週間も経っていないのに、こうも格差が出てくるなんて。なんだかモヤモヤした気持ちのまま、研修所に戻る。

 

 

その途中、新大学生とその母親らしき二人組を見た。母親は、入学式会場と桜をバックに息子の姿を写真に収めるためスマホを構えた。しかし、警備員から「こちらでは立ち止まらないで下さい」と注意を受けて、二人は恥ずかしそうにそろそろ歩きだした。

 

 

何故だか分からないけど、その光景を見て、先ほどまで新大学生に対して抱いていたモヤモヤした気持ちが無くなっていた。

 

あぁそうか、おめでたい日なんだな。

 

そうやって当たり前のことに納得して、純粋に「大学生入学おめでとう」と思えた。一緒に新生活頑張りましょう、と。あの母親は息子の写真を無事に撮れただろうか、と。

 

多分、明日にでもなれば大学生になった同級生のインスタの投稿を見てはそいつのプロフ写真に唾を吐きかけちゃうくらい、楽しそうにしている大学生にムカついて羨むだろう。それでも、一瞬だけでもそんな気持ちが無くなったことが、少し嬉しかった。